12月に入り、間もなくのクリスマスに向けて街が華やいできました。
クリスマスの後は、あっという間に年末年始。
プライベートでも仕事でも、慌ただしさが増しやすい季節です。
そんな時期、家の大掃除だけでなく、身体のメンテナンスも怠りたくないところ。
本日は、お口のケアの大切さを改めてお話ししたいと思います。
年末はトラブルが起きやすい時期って本当？
歯科医院では毎年、12月に駆け込み受診の方が増えます。
理由は大きく三つ。
①忙しさからの免疫低下
忙しくて疲れが溜まる → 免疫が下がる → 歯ぐきの腫れ・痛みが出る、という流れで、体調不良を起こすパターンが多いです。
年末は生活リズムが崩れがち。
睡眠不足やストレスは、お口の中にもダイレクトに影響します。
②食べる機会・飲む機会が増える
忘年会やクリスマス、年越し。外食などの機会も自然と増える時期です。
糖質の多い食事やダラダラ食べは、むし歯や歯周病のリスクを上げてしまいます。
③何かあっても「すぐに受診できない期間」が来る
年末年始は歯科医院が休みに入るため、急な痛みが出ても数日我慢せざるを得ません。
実際、「大晦日から急にズキズキして…」という方が毎年いらっしゃいます。
こうした理由から、12月中のメンテナンス受診は、最も良いタイミングと言えます。
痛くないのに行ってもいいの？
勿論です！
むし歯も歯周病も、初期の段階ではほぼ痛みがありません。
痛みが出たときには、既に進行してしまっていることがほとんど。
しかも年末年始は治療が止まってしまいやすいため、「早めに気づいて、早めに対処」するメリットは、普段以上に大きくなります。
歯科医院で行うメンテナンスは、一般的に次のような内容です。
・プロによる歯石取り・クリーニング
・歯ぐきの状態チェック
・むし歯の早期発見
・かみ合わせや詰め物・被せ物の確認
・ご自宅でのケア方法の見直し
これらは治療ではなく、お口の健康を守るための点検です。
つまり、車の車検や、大掃除の前の片付けのようなもの。
歯科医院は、何も問題がないかを確かめるために行く場所。
そう思っていただけると嬉しいです。
一年の締めくくりに、お口のリセットを
年末の大掃除では、普段は手をつけない場所までしっかり綺麗にしますよね。
歯科のメンテナンスもそれと同じで、ご自宅の歯みがきでは届かない部分を丁寧に整えていきます。
特に次のような方は、年内のチェックを強くおすすめします。
・しばらく歯科に行っていない
・歯ぐきから血が出ることがある
・歯石が溜まっている気がする
・年末年始にたくさん食事の予定がある
・忙しくて生活リズムが不規則になりがち
・今年治療した歯があり、調子を確認しておきたい
年末のメンテナンスは、単に歯をきれいにするだけではありません。
来年一年を快適に過ごすための準備でもあります。
年末年始のトラブルを防ぐコツ
メンテナンスのための受診をお勧めするのに併せて、おうちで簡単にできるセルフケアのポイントもご紹介します。
①「だらだら食べ」を避ける
お菓子や飲み物を長時間摂ると、むし歯リスクが急上昇。
食べる時間と休む時間をメリハリつけるのが大切。
②歯ブラシを新しいものに替える
年末は替え時の目安にちょうどいい時期です。
毛先が開いていなくても、1ヶ月〜1ヶ月半で交換が理想です。
③寝る前のケアは今年一番丁寧に
年末年始は夜更かししやすいので、「今日くらいはまぁいいか」が続くと途端にリスクが増えてしまいます。
寝る前のケアは、年末年始だからこそしっかりと！
④歯の違和感を放置しない
軽くしみる感じや、噛むときの違和感があれば、それは歯の不調の兆しかもしれません。
年内に一度、歯科医院でチェックしておくと安心です。
お口の状態を、来年も気持ちよく保つために
一年を振り返ると、嬉しいことも大変だったこともあったと思います。
お口も同じで、知らず知らずのうちに小さな負担が積み重なっています。
年末のメンテナンスは、新しい年を健康に気持ちよく迎えるための準備でもあります。
もし「そろそろ行かなきゃと思ってた」という方がいらっしゃったら、ぜひこの機会をご利用ください。
年末は予約が埋まりやすいため、早めのお問い合わせがおすすめです。
あなたの一年の締めくくりに、そして来年のより良いスタートのために。
今年最後のメンテナンスをぜひ。
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