フッ素は乳歯が生えてきたら使用できますが、フッ素濃度に注意が必要です。
今回はお子さまの年齢とフッ素濃度について詳しく解説していきます。
0歳~1歳頃は、まだうがいができないため、低濃度のスプレー式のフッ素をお勧めします。
100ppmほどの濃度のスプレー式のフッ素を歯ブラシに吹きかけて、軽くブラッシングしてあげてください。
濃度が薄いためゆすぐ必要はありません。
2歳~3歳頃にかけて奥歯が生えてきます。
少しずつうがいもできるようになっているでしょう。
この時期になったら、ジェルタイプのフッ素を使うと良いでしょう。
おすすめはCheck Upシリーズです。500ppmの濃度のジェルタイプを使用しましょう。
できれば軽くでもブラッシングしてあげてから、ジェルタイプのフッ素を歯ブラシにつけて、歯の表面に塗ってあげてください。
その後うがいはしない方が効果的です。
3歳以上になるとお子さま自身でも歯磨きをするようにし、特に夜寝る前は大人がしっかり仕上げ磨きをするようにしてください。
糸ようじなども使って、歯と歯の間の汚れもしっかり落とし、500ppmのジェルタイプのフッ素を歯に塗ってあげましょう。
小学校に上がったら、950ppmの濃度のフッ素を使用すると良いでしょう。
Check Upシリーズにはさまざまな濃度のフッ素の歯磨き粉が販売されているため、お子さんの成長に応じて濃度を増やしてあげると良いでしょう。
ご家庭で使用するフッ素は、安心して使用できるよう低濃度です。
一方、歯科医院で使用されているものは、濃度の低いものから9800ppmの高濃度のフッ素まで置いてあります。
歯医者ではお子さまの年齢に合わせたフッ素を塗布しますので、3歳頃から歯科検診を兼ねフッ素塗布に定期的に通うようにしましょう。
3か月~4か月に1度、歯医者に通うことで、むし歯になりにくく、健康的な口腔内を維持できますよ。
また、お子さまのお口のケアや歯並びについても、歯科医師や歯科衛生士にお気軽にご相談ください。
茨木・JR総持寺の歯医者・矯正歯科
茨木ひかり歯科クリニック 院長 伊原 勝換